2017年度 卒業生からのメッセージ

  • いつも背中を押し続けてくれたエデュカ

    出身校:フェリス女学院高等学校
    進学先:慶應義塾大学 医学部 医学科
    合格校:
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     私が友人のすすめでエデュカに入ったのは高1の冬でした。この頃はまだ予習がなく、毎週気軽にエデュカへ行って、奥深く面白い数学の授業を楽しんでいました。高2からは化学も受講しました。

     時は過ぎ、高2の冬からエデュカでの受験生としての日々がスタートしました。予習が必須となり、家で四苦八苦して、でもなかなか解けなくて苦しかったことをよく覚えています。今まで数学はできるほうだと思っていましたが、実際こうして予習に取り組もうとすると歯が立たないものも多く、自分が今までいかにHow toの考え方で取り組んでいたかを思い知らされたのです。またクリーム本では、予習は全然できないのに、授業を受けてみたら何故できなかったのだろうと悔しくてしょうがない思いもたくさんしました。ですが、この時期に苦しんで頭を振り絞った分、問題がどんなものなのかと捉えるWhatの思考が身についたと思います。自分の成長をすぐには実感できなくて焦ることも多々あった中で、先生方を信じて前に進み続けてよかったです。

     テストゼミになってからは、夏休みに必死に勉強したはずなのに結果になかなか表われず、何度も心が折れかけました。でも、折れそうになると必ず青木先生や川原先生が授業で励ましてくださり、何とか持ちこたえることができました。テストゼミでは自分の間違いを項目別にカウントして、自分がやりがちなミスを認識するようにしていました。これのおかげで、入試本番の試験終了5秒前にミスに気付いて書き直すことができたのでおススメです。

     今思うと受験勉強は大変でしたが、思っていたより楽しかったと思います。私は自習室に毎日通いつめていたので、問題が解けなくて机に頭をぶつけたいような気分になった時、友達と少し話したり、同輩が頑張っている姿を見たりすると本当に勇気付けられました。アットホームで皆優しいエデュカの雰囲気も、楽しいと感じさせてくれた一因だと思います。

     後輩の皆さんはこれから大変な時期に入っていきますが、エデュカの先生方と教材を信じて何度も復習し、自分のものにしていってほしいです。志望校への熱い思いを持ち続けてひたすら努力すれば、必ず自分に最善の道が開かれます。判定など気にせず前に突き進んでください。私は最後まで模試でE判定しか出たことがありませんが、どうしても現役で合格したいという強い思いを持って臨んだからこそ得られた合格だったと思います。

     最後になりましたが、エデュカの先生方、事務の方々、いつも背中を押し続けてくださって本当にありがとうございました! エデュカが大好きです!

  • 基礎→定石→実戦力で仕上げ

    出身校:サレジオ学院高等学校
    進学先:東京大学 理科Ⅰ類
    合格校:慶應義塾大学 理工学部 学門4、早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅱ、東京理科大学 理工学部 機械工学科、東京理科大学 工学部 機械工学科、上智大学 理工学部 機能創造理工学科
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     僕は中3の夏期からエデュカの数学に通い始めました。当時は数学の成績が悪かったので、まずは数学を好きになろうと思い、周りから薦められたエデュカを選びました。

     高2までの授業は未修単元のもので、教科書に載っている公式を1つ1つ、ただ教えられるのではなく、その公式の導き出し方や応用の仕方など、時間をかけてじっくりと教えていただき、その過程でしっかりとした思考力も養われました。

     高3からは化学速修のクラスにも通うことになり、問題演習が始まった数学の予習・復習、そして暗記ではなく理解を重視した化学の授業ノートの復習に追われる毎日でした。今思えば、ここであきらめずに努力を続けたことが合格につながった大きな要因だと思います。

     ここで、高3以降の僕の勉強について振り返りたいと思います。
     まずは数学について。エデュカでは高3から(正確には高2の冬期から)本格的に受験勉強が始まります。基礎力を養う青本、定石を身に付けるクリーム本、実戦力を完成させるテストゼミの三段階からなっており、青本は夏前までに何回も解き直し完璧にしました。クリーム本は、中にはかなり難しい問題も入っており、予習も復習もかなりの時間を使ってしまいました。しかし、クリーム本は入試に出る分野はほぼ網羅されており、時間をかければかけるだけ数学の問題を解く上での発想の仕方が身につき、成績も上がっていきました。最後はテストゼミです。僕は夏休みのほとんどを数学に費やしていたので、かなり伸びていると自分は思っていたのですが、答案の書き方が下手でボコボコにされました。しかし、このテストゼミのおかげで記述力が上がり、志望校合格につながったと思います。

     次に化学について。もともと化学は得意だったのですが、どうしてもあとちょっとというところでミスをしてしまいがちだったので、それをどうにかしようと速修クラスに入りました。このクラスでは、今まで自分が考えたことがないような反応の原理まで深く考察する授業をしてくれて、みるみる化学が好きになっていくとともに、化学の成績も一気に上がりました。入試でも大きな得点源になったと思います。

     エデュカは物事の根本から教えてくれるような濃い授業を受けられる塾だと思います。先生の放つ一言一言にしっかりと耳を傾けて授業に臨み、頑張ってください。

     最後に、今までお世話になった先生方に感謝しています。ありがとうございました。

  • 公立高校だから私立高校に敵わないなんてことはない!

    出身校:湘南高等学校
    進学先:東京大学 文科Ⅲ類
    合格校:慶應義塾大学 商学部 商学科
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     中学の頃に通っていた塾でSEGの話題が出たためネットで探していたところ、自宅に近い横浜にエデュカがあることを知り、高1の春から通い始めました。私は元々数学に苦手意識があったため解法暗記をしがちだったのですが、授業では公式を自分で作ることができるように丁寧に解説してくださったことが印象的です。

     東大を目指すきっかけですが、日本一の大学ってどんな感じだろうと高1でオープンキャンパスに行った時、文理や学部にとらわれない学習ができる点にとても憧れました。本格的に志望校に決めたのは高3になってからでした。私の通っていた高校は公立で、世界史などの科目は学校のペースでは遅すぎたため他塾に通って予習をしていました。また、高3の夏から秋は体育祭の準備で日中の時間がほとんど取られてしまうことがわかっていたので、早めに受験勉強は意識していました(特に国数英)。夏休みは学校での作業の時間外に集中して勉強しました。体育祭が終わる9月末からすぐに受験生モードに切り替えて遅れを取り戻すために頑張りました。その結果、無事に文科Ⅲ類に入学することができました。今はまだ進みたい学部を決められていないのですが、これから様々な分野に関心を広げて、方向を定めていきたいです。もちろん大学生活も楽しみます!

     今、公立高校に通っている方・Sクラスに在籍している方へ。公立高校だから私立高校のみんなに敵わないなんてことはありません。時間の使い方は工夫しなければいけないこともありますが、その分合格すれば自信につながります! あと、志望校判定は気にしないでください。私は入試本番までD判定やE判定しか取りませんでした。努力した分ちゃんと結果は出ます。Sクラスでも焦らないでください。Sクラス出身の私が言っているので大丈夫です! 応援しています。大学で会いましょう!

     最後にエデュカへ。予定が合わなくなり高3の夏で辞めてしまいましたが、高1の春からずっとお世話になりました。事務の皆さんにも親切にしていただき本当に感謝しています。すばらしい授業をありがとうございました。

  • 医学部1 校という無謀な受験をエデュカが成功させてくれた

    出身校:鎌倉学園高等学校
    進学先:新潟大学 医学部 医学科
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     私とエデュカの出会いは、高2の冬の論理克服講座でした。当時、高校の数学の成績がほぼトップで浮かれていた私にとって、青木純二先生の論理克服講座は、私の今までの数学に対する考え方を大きく変えるものでした。それがきっかけとなりエデュカに惚れ、数学を高橋先生の元で学び始めました。また、春期講習からは吉久先生の化学速修も受講し始めました。

     エデュカに通って良かった点は数え切れないほどあるのですが、その中でも特に良かったと思えた点を3つあげていきたいと思います。

     1つ目は、エデュカの授業はどんな事でも基本に立ち返って考えるので、理解に曖昧な部分を残さないという点です。高校では、公式は暗記するもの、問題の解き方でさえパターン化して暗記するという指導方針だったので、エデュカの教えはとても新鮮で、数学を楽しむという本当の意味を実感できました。考えることは楽しい、と思えたことは、私にとって大きな収穫でした。

     2つ目は、エデュカの先生は全員、教科によらず、心から楽しんで授業をされているという点です。これは特に吉久先生の化学の授業で感じたことなのですが、授業というよりは、吉久先生が楽しそうに化学のことについて語るのを聞きに行くといった感じで、私にとってとても楽しい時間でした。

     3つ目は、まわりの仲間が皆、受験や勉強に対して強い意識を持っているということです。さらに校舎内はとてもフレンドリーな雰囲気で、友達もたくさん作ることができ、お互いに励まし合いながら高め合うことができました。毎日、自習室帰りに友達と話しながら駅まで帰ったことは、忘れることのできない思い出です。

     また、これはアドバイスですが、エデュカのテキストは、先生方が無数の問題の中から良問を厳選して作られています。先生方は、エデュカのテキストを繰り返しやればいいと仰っていると思いますが、それは本当です。繰り返しテキストがボロボロになるまで取り組み本当の意味で完璧にすれば、知らない間に実力はついています。私はセンター後、二次試験までの追い込みでそれを強く実感しました。現役生は本当に最後まで伸び続けます。

     他にも色々ありますが、実質国公立医学部1校という無謀な受験を成功させることができたのは、エデュカに最後まで通い続けたからこその結果だと思います。

     最後に、後輩の皆さんには、志望校への強い気持ちを忘れずにがんばってほしいです。

  • 厳しい言葉から愛情を感じ弱点を見直すことができた

    出身校:横浜雙葉高等学校
    進学先:早稲田大学 基幹理工学部 学系Ⅲ
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     私は中3の冬からエデュカで数学を、そして高2の春からは物理も教えていただきました。エデュカに入ったのは友人の紹介がきっかけでした。

     私は最終的に一般受験ではなく、指定校推薦で第一志望の大学の合格をいただきましたが、学校の成績を保つことができたのは親身になってたくさんの質問に答えてくださった先生方、チューターの方々のご指導のおかげだと思っています。

     私が特に印象に残っているのは、伊藤先生の物理の授業です。高2に上がる時の春休みに初めて授業を受けたのですが、学校では等速直線運動は公式を覚えてとりあえず代入すればいい、としか考えていなかったことを、関数グラフで考えることができると教えていただきました。今考えれば当たり前のことなのですが、当時の私にとって「今までは本質的なことを何も理解していなかったんだ」ということを思い知らされるのと同時に、「もっと理解を深めたい」と思うようになる大きなきっかけとなりました。それ以降の授業では、毎回授業の初めに前の週の復習問題を解き、次の週に添削をしたものを返してくださいました。そこでも自分がどの程度理解しているかを確認できましたし、スムーズにその週の授業に取り組むことができました。また、伊藤先生は板書が本当に綺麗だったことをよく覚えています。ノートを振り返ってみても要点や理論が明確で、試験前はいつもノートを持ち歩いて復習に励んでいました。

     数学に関しては、もっと早くから通っていれば良かった! と今でも思います。中3の終わりに入った時、周りのレベルの高さにとても驚き、ついていくのが大変でした。しかし、習っていない分野は授業前後に教えてくださるなど本当に1人1人に向き合ってくださったおかげで、最後まで辞めずに続けることができたと思います。高3のテストゼミでは、たくさんの厳しいお言葉からも愛情を感じ、自分の弱点を見直すことができました。

     最後になりますが、いつもたくさんの刺激を与えてくれた友人たち、丁寧に教えてくださった先生、チューターの方々、優しくしてくださった事務の方々には感謝の気持ちでいっぱいです。エデュカで学ぶことができて良かったと心から思います。本当にありがとうございました。

  • エデュカでの学びを通じて、学問の面白さに気がついた

    出身校:横浜共立学園高等学校
    進学先:北海道大学 総合理系 生物重点選抜群
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     エデュカに入る前、私は数学が大嫌いでした。小学校の頃から算数が苦手で、それ以来数学も得意になったことがなく、数学が大嫌いな高校生になっていました。とりあえず「公式」という文字の羅列を覚え、それを問題に当てはめて答えを出し、テスト前になれば教科書の例題の解法を訳も分からず覚えていく、という数学の勉強に意義が感じられず、嫌々勉強してきました。もともと暗記が苦手な私にとっては、数学は拷問のように辛いもので、見るだけで頭痛がしました。

     そんな中、私は高2の夏に偶然エデュカのパンフレットを手にして、学問の本質を追求するというエデュカの教育
    理念が気に入ったので入学しました。

     実際授業を受けてみると、エデュカの数学は、暗記しなければならないことがほとんどなく、公式なども、実は数学の本質を理解していればごく当たり前なことだったり、簡単に導けるものばかりでした。気づけば、それまで自分が数学に対して抱いていた嫌悪感もすっかり消え、時間があれば進んで数学を勉強する程、私は数学が好きになっていました。毎週の授業がとても楽しみでした。

     エデュカでは分からないところを質問すると、丁寧に答えてくれ、おまけに数学の豆知識を教えてくれたりして、質問するたびに数学の理解が深まりました。勉強が行きづまって辛くなった時は、先生方が親身に相談に乗ってくれ、アドバイスをくれまた。それに、エデュカの教室の明るく和気あいあいとした雰囲気のおかげで、他校の友達も沢山でき、一緒に合格に向けて頑張れました。

     こうして先生方と周りの生徒の支えもあって、1年半という短い間でしたが、エデュカに通って第一志望に合格することができました。今の私に好きな科目を尋ねたら、私は迷わず数学と答えるでしょう。なぜならエデュカでの数学の学びを通じて、私は数学というのは、苦しい思いをして無理矢理解法を暗記しなくても、ごく当たり前な基礎・基本をしっかり理解していれば、難問でも自然な発想で解ける面白い学問だと気づいたからです。エデュカという自分にぴったりな塾に出会えて、本当に良かったです。

     最後になりましたが、受験勉強をしていく中で、どんなに頑張っても伸びない時期があると思います。その時にくよくよ悩んで、精神的に病んでも良いことはあまりありません。過去の自分に対する後悔と未来の自分に対する不安を断ち切って、今、目の前にある課題をコツコツとこなしていけば、必ず自分の潜在能力が点数として表れ、大きく伸びる時が来るので、どうかあきらめずに努力を続けてください。

     自戒も込めて、後輩のみなさんのご健闘を祈って、最後のしめくくりとさせていただきます。

  • 特待生合格の鍵となった受験特訓コース

    出身校:慶應義塾高等学校
    進学先:日本医科大学 医学部 医学科(特待生)
    合格校:
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     私は中1の冬からエデュカにお世話になりました。中3の夏以降は高校受験のため一時期休みましたが、何とか合格して、エデュカに戻ると以前お世話になっていた先生がとても喜んでくれました。しかし、高校受験のためにやらなかった分野もある上、高校に入ってからものすごく怠け、エデュカの授業の内容も完璧に忘れてしまっていたりと非常に危ない状況でした。中学の時は数学が得意だったのですが、高校になってから思うように問題が解けず、理系とは言えないレベルでした。文系数学も大丈夫なのかと不安に思っていたところ、高2から青木先生の文系数学の講座(受験特訓コース)が始まると聞き受講しました。4―6月期には、簡単だと思っていたのに解けていない箇所が見つかり、不安になったため9―11月期も継続して受けました。基本的な知識が抜け、考えながらではなく暗記で解いている問題があるような状況だったので、この講座は非常にためになりました。この時期に習ったことは高3の授業でも触れられはしましたが、早いうちから色々な手法を身に付けることができました。その上、私の高校は受験に関しては一切無関心だったこともあり、この講座は数学を再び得意教科に戻す上で鍵となりました。

     受験勉強については、私の志望する大学は全て上位の私立医学部であり、国公立の勉強は全くしていませんでした。従って、私立の医学部を受験される方にお話しします。私は、数学は過去問を早い時期に見た方が良かったかもしれないと後悔しました。高3の秋ぐらいまで、数学は受験特訓コースや高3で受けた内容をメインに復習していて、特に新しい問題集を買うことはしませんでした。しかし、冬休みに入って初めて過去問を解いた時、対処すべき別の問題が生じました。例えば、普段から正確に計算できるよう、あえて面倒な計算をする訓練をしていなかったこと。これは対処するのが辛かったです。過去問を解くとその大学の特色が分かりますが、同時に教科とは関係なく、その大学がどのような人間を必要としているか、つまり相性はどうなのかも分かるかもしれないので、色々な意味で戦略を練るのに手がかりになると思います。

     皆さんも様々な模試を受けられていて、判定結果が良くないことがあると思います。私も合格判定はAどころかBも出たことがありません。でも特待生で受かっています。自分のやってきたことを信じて諦めず、自分は自分であるという信念を貫くことが最も重要であると思いました。

  • 気づけば化学が一番の武器 こんなウマイ話があるんです!

    出身校:聖光学院高等学校
    進学先:北海道大学 医学部 医学科
    合格校:昭和大学 医学部 医学科、東京医科大学 医学部 医学科、日本医科大学 医学部 医学科、東邦大学 医学部 医学科
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     私はエデュカに通った約1年半の中で多くのことを学びましたが、その中でも「自分の力で考え抜くこと」が最も大切なことであると思います。

     エデュカに通い始める前の私の勉強に向かう姿勢はひどいものでした。高校生になっても普段から机に向かい勉強する習慣はついておらず、毎学期の定期試験2週間ほど前から焦りだし、問題集を解こうとするものの結局解答を見て納得した気になる…。これを繰り返していた結果、気づいた頃には“このままではマズイ”ことがわかっていながらもどうすることもできない自分がいました。そんな時期に、姉がエデュカに通っていたこともあり、まず数学を受講し始めました。そしてその半年後、化学速修の開講にあわせて、化学も受講することにしました。ここでは、個人的に「うまく利用できたな」と思っている、化学速修について詳しく書きたいと思います。

     化学速修は、高2の1月に化学の根本から始まり、高3の11月頃に全範囲を終える授業であり、高2の時点で化学に対し苦手意識を持ち、何も理解していなかった私にはぴったりの授業でした。吉久先生の化学速修の第一講は私にとって衝撃の連続でした。“化学の大原則”、聞くと当たり前のようにも感じられるが、意識をするとしないでは大違い…そんな化学を学ぶ上での大前提を知り、“化学を好きになれそう”と帰り道で感じたことを今でも覚えています。その後も毎週授業を受けるたび化学に興味を持つようになり、いざ受験という頃には私にとって化学は一番の武器になっていたのです。

     そんなウマイ話があるものか、と思われるかもしれません。確かに吉久先生は“私は魔法を使えない”とよくおっしゃっていました。実際、毎週授業を受けて、ただ板書をとって…というだけでは効果は半減してしまいます。やはり、センターの過去問や授業で配られる基本問題集など基礎的なものについて、自分の中で不明瞭な点を0にすることを常に意識して復習、質問することが不可欠です。それが自力では難しいのですが、吉久先生の講義は化学にまつわる雑談などを含み、すべて興味深いので、モチベーションを保つことは難しくないと思います。実際、私はノートを見てその授業を思い出しながら復習を繰り返した結果、雑談までほとんどすべて先生の話を今でも覚えていますよ! そういった意味では吉久先生の授業は魔法かもしれません。

     ここまでつい長々と書いてしまいましたが、なんといってもエデュカの特徴は最初にも書いたとおり、「自分で考え抜ける力をつけられること」です。世間では暗記科目と言われる化学も、暗記量を最低限に抑える工夫がなされています。周囲の受験生が大量の問題集を解いて暗記に励んでいる中、理論的に考える力を持った人は噛みしめながら楽しんで勉強することができるはずです。

     最後になりますが、大学受験では本番の緊張によるハプニングなどで、実力を発揮できなくなってしまうことがよくあります。そうならないためにも、普段からどんな行動も先を見据えることが重要だと思います。これからの受験生活を是非充実したものにし、自身の希望を叶えられるようにがんばってください!!

  • 全力で授業を受け、復習する!確実に力がつきました

    出身校:湘南白百合学園高等学校
    進学先:慶應義塾大学 薬学部 薬科学科
    合格校:早稲田大学 教育学部 理学科、東京理科大学 理学部 応用化学科、東京理科大学 理学部 化学科、明治大学 農学部 農芸化学科
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     「そろそろ塾に通わないとマズイよねー」という友達の言葉がきっかけで、高1の春期講習からエデュカに通い始めました。エデュカに通った3年間で一番印象的だったのはやはり論理克服講座でした。これだけ受けておけばセンターの論理の部分は完璧だと思います。青木先生の「北海道と札幌」での説明がとても分かりやすくて、いつもこの考え方を使っていました。

     最後のテストゼミも受講して良かったです。このテストの使い方は自由なので、自分にとって一番有意義に使うことが大事だと思います。テストゼミで私はひどい点数ばかりで、10点台が当たり前でした。早慶の過去問よりもエデュカのテストゼミの問題のほうが難しいのではないかと思うほどです。それでも毎週授業に行って100分間全力で問題を解き、しっかりと解説を聞き、きっちり復習することで少しずつ力がついていたのだと思います。記述を1人1人丁寧に添削していただけるのもエデュカならではだと思います。私はテストゼミのおかげで記述をきちんと書く癖がつき、自習の時も計算や式だけでなく文章も見直したり、採点する時も日本語の意味が客観的に読んで他人に伝わるかを意識するようになりました。

     高2からは化学も受講しました。学校の授業より進度が速く、内容も濃いので、化学嫌いだった私にとっては、毎授業かなりの気合が必要でした。エデュカの授業は面白く、話を聞いていると理解できたつもりでも、いざ復習しようとするといまいち釈然としない感じでした。そんな私ですが、無機化学を契機に化学が好きになり、同時に、得意科目にしようと思うようになりました。有機化学もあまり苦なくできるようになり、受験勉強を始めてからの化学の時間は、ほぼ理論化学に割いていました。私は当初は生物系の学部に行くつもりでしたが、無機化学が好きになったことをきっかけに化学系に変更しました。それぞれ違ったアプローチで化学を学べることから、理学部、薬学部、農学部など様々な学部を選びました。

     大学で何をやりたいのかを明確に決めてから受験に挑む人ばかりではないと思います。もう少し勉強したい! ○○についてもっと知りたい! という思いが勉強の原動力になるはずです。私にとってそれは化学でした。勉強すること自体が嫌いな人はエデュカにはいないはずです! エデュカにいることを誇りにがんばってください!

     最後に、エデュカの先生方、事務の方、共に頑張り支え合い競い合った友達、今まで本当にありがとうございました。

  • 本質を学ぶ授業も、学習のアドバイスも、すべて役立った

    出身校:浅野高等学校
    進学先:東京工業大学 第4類
    合格校:慶應義塾大学 理工学部 学門1、早稲田大学 先進理工学部 応用物理学科
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     私がエデュカに通い始めたのは、高2の春からです。姉がエデュカに通っていたので、エデュカの理系科目は考え方を重視し、単に問題を解くだけではなく、知識の応用力が高まるという話をよく聞いていました。入る前は気持ち的にはのんびり勉強していたので、どちらかというと親や姉に強く勧められて入りました。

     実際にエデュカの授業に出てみると、得意だった数学も難しく感じる問題が多くありました。ついていけるか少し不安になりましたが、問題の本質を時間をかけて細かく教えていただけたので、理解するのに時間がかかる私でも授業時間内に納得して学習を進めることができました。

     英語の授業では、英作文を丁寧に添削してくださったので、記述力が鍛えられ、自信が持てるようになりました。また、「細かい文法よりも文章をたくさん読み慣れることが大切」と先生がおっしゃっていたので、エデュカで英語の書籍を借り、できるだけ多くの文章を読むことを心掛けました。学習計画についてのアドバイスも、とても役に立ちました。

     私は、志望校を決める高2の頃には、ぼんやりと医学部でも目指そうと考えていました。現代文の苦手意識もあったので、高3の10月頃からセンター対策を始めましたが、私にはそれでも遅かったようです。センターで失敗してからは、気持ちを入れ替えて2次試験に向けて対策を講じました。

     東工大の数学は、過去問とパターンが変わり、ほとんど手応えを感じることなく3時間が過ぎていきました。1科目めからかなり焦りましたが、試験会場全体がお通夜状態で自分だけではないと少しほっとし、冷静に英語と翌日の物理・化学を受けることができました。英語で、エデュカの授業で習ったフレーズが出てきたことも幸運でしたが、最後まであきらめないことは本当に大切だと実感しました。

     数学はウエイトの高い大学も多く、重要な科目ではありますが、私にとっては問題の当たり外れがあり、私立では手応えがありましたが、国立はできませんでした。その点、物理・化学・英語は、大きく外れるようなことはありませんでした。私の受験は、物理・化学・英語にかなり助けられた気がします。

     エデュカでは、自由に勉強させていただき、自習室も行ったり行かなかったりでしたが、先生方をはじめ事務の方々にも温かく見守っていただき、受験校すべてに合格することができました。また共に学んだ仲間たちにも感謝しています。本当にありがとうございました。

  • 僕の数学の見方を変えた「ポテチ」と「ジャガイモ」

    出身校:立教新座高等学校
    進学先:早稲田大学 創造理工学部 建築学科
    合格校:芝浦工業大学 建築学部 建築学科、東京都市大学 工学部 建築学科、明治大学 理工学部 建築学科
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     僕がエデュカに通い始めたのは高2の夏でした。数学は高2の夏期、英語は高2の冬期、物理は高3の初め、化学は高3の秋から取っていました。教科ごとに順を追って書こうと思います。

     まずは数学について。初めて僕が受けた講座は、高2の夏期の青木純二先生の「数Ⅱ積分S」でした。その頃の僕は、理系でありながら数学に対して苦手意識を持っており、教科書の公式をただ教える学校の授業に嫌気がさしていました。なので、青木先生が講義中に話した「ポテチを積分すればジャガイモ」のような、柔軟な発想であり分野の根幹を捉えた講義がとても新鮮で、今までの数学に対する見方が変わりました。

     1年半受けたエデュカ数学の中で一番印象に残っている講座は、高3夏期の「理系東大数学~図形編」です。今思い返してもかなりの難度のある問題ばかりだったので、深夜3時まで考え込んで予習をしていました。

     次に英語。僕はエデュカで英語を取るまで塾に通わずに勉強していたので、どうしても模試で良い点数が取れず、焦りを感じていました。そのため、もっと難度の高い問題にトライしようと躍起になっていたのですが、チャーリー先生は僕の英語が基礎からあやふやであるのを見抜いており、授業のプリントをしっかり復習するよう指導してくださいました。今思うと、チャーリー先生の言葉を信じて勉強したことで、英語を得点源にするまでになれたのだと思います。

     物理は、学校の授業の進度が遅かったので物理速修コースを取りました。有川先生の授業は、問答形式で、自分がしっかり考えて答えているかが明白になってしまうため、常に緊張感を持って授業を受けていました。復習の際は、そうした授業を脳内再現してノートを見返していました。

     化学は高3秋のテストゼミからお世話になり、12回のテストゼミを通して、解く順番や押さえる問題と捨てる問題を見極める、実践的なテクニックを学びました。

     僕は学校が遠く、通学に片道2時間30分かかったので、必然的に机に向かう時間が限られていた受験生活でした。なので、学校帰りはほぼ毎日自習室で勉強し、勉強時間を確保しました。周囲の優秀な友人達に触発され、時には花火大会やクリスマス会で息抜きをし、有意義な受験生活を送ることができました。想像していたよりもはるかに楽しく、知的にも、精神的にもグンっと成長したと実感できる、そんな1年半でした!